申し立てから始まる

落ち込む女性

離婚をする場合には、協議離婚、離婚調停、そして離婚訴訟の順になります。まず最初に行うのは協議離婚で、これは夫婦の話し合いによる離婚方法です。これは特に弁護士を通す必要もなく、一番簡単にできる離婚です。しかしそれで合意できなかった場合は、家庭裁判所で離婚調停が行われます。この離婚調停でもまだ合意に達しない場合は、離婚訴訟となります。ちなみに訴訟は、調停を経ないと行うことが出来ません。 離婚調停の方法は、まず夫婦のどちらかが、家庭裁判所に申し立てを行います。その何度かの調停を経て、合意に達した場合には調書が作成されます。この調書は、かなり法的効力があります。合意に達しないものの、第三者から見て離婚した方がいい場合は、審判離婚というものが行われます。しかし、この審判離婚はあまり例がありません。

離婚調停を行う上でのメリットは何でしょうか。まず経費がかからないことが挙げられます。戸籍謄本あるいは住民票といった、必要書類の取得費用や印紙代、切手代を合わせて合計で3000円ほどです。ただ、それとは別に交通費がかかることがあります。それから、調書を作成してもらえることです。この調書は法的効力が強く、取り決めに従わない場合、たとえば相手が慰謝料を払わない場合は、給与の差し押さえが行われます。 また、2013年に関連法が改正されたことにより、かつては申し立てをされた方の住所でしか行えなかった離婚調停が、夫婦いずれかの住所の家庭裁判所で行うことが可能になりました。遠隔地などで調停に行けない場合は、テレビ会議や電話会議の方法で調停ができ、また、意思表示が可能なら、未成年の子供でも参加できるなど、かなり利用しやすい離婚方法となっています。